【2025年最新版】Amazon Q Developerとは?機能・仕組み・使い方・料金・活用事例を完全ガイド

【2025年最新版】Amazon Q Developerとは?機能・仕組み・使い方・料金・活用事例を完全ガイドAI
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1. Amazon Q Developerとは?—概要と位置づけ

Amazon Q Developerは、AWSが提供するジェネレーティブAI搭載のコード支援エージェントです。開発者が書きかけのコードやコメントをもとに、自動でコード補完/生成し、脆弱性スキャンやAWSリソース操作支援も行います。GitHub CopilotやChatGPTと異なり、AWSコンソールやCLIとシームレスに連携し、クラウドインフラの構築・運用までカバーできるのが強みです。

2. 主な機能・特徴

機能説明
コード補完/生成カーソル前後のコンテキストを解析し、行単位・関数単位でコード提案
セキュリティスキャン自動で脆弱性を検出し、修正提案を提供
AWSリソース操作支援インフラ構築スクリプトやコスト最適化のアドバイスを生成
Autonomous Agentsマルチステップのタスク実行(テスト生成、リファクタリング等)を自動化

3. 対応環境とインストール方法

3.1 対応IDE/CLI

  • Visual Studio Code
  • JetBrains(IntelliJ IDEA、PyCharm等)
  • Visual Studio
  • Eclipse(プレビュー)
  • AWS CLI

3.2 インストール手順

  1. AWS Management Consoleで「Amazon Q Developer」を有効化
  2. 対応IDEの拡張機能マーケットプレイスから「Amazon Q Developer」をインストール
  3. AWS認証情報(IAMロール/アクセスキー)を設定
  4. 初回起動時に必要なプラグインを自動ダウンロード

4. 料金プランとAWS Free Tier

プラン無料枠超過課金備考
Free Tier月50チャット/月5開発タスク/1,000行コード変換従量課金(APIコール単位)初期検証向け
従量課金モデルリクエスト数×単価小規模〜中規模チーム向け
Enterpriseカスタムカスタム見積SLA・プライベートモデル対応

詳細はAmazon Q Developer 料金ページをご参照ください。

5. 使い方ステップバイステップ

  1. 有効化:AWS Consoleで「Amazon Q Developer」をオンにする
  2. IDE拡張機能:VS CodeやJetBrainsにプラグインをインストール
  3. チャット開始:サイドバーのAmazon Qアイコンをクリックし、自然言語で質問
  4. コード生成例:/ask "Create a CloudFormation template for an S3 bucket with versioning"
  5. セキュリティスキャン:生成されたコードを自動でスキャンし、修正提案を表示

さらに詳しいチュートリアルはAWS Developer Centerをご覧ください。

6. 活用シーン&事例紹介

  • スタートアップ:プロトタイプ開発でリリース工数を30%削減
  • 大手金融:自動脆弱性検出によりセキュリティレビュー工数を50%削減
  • DevOpsチーム:インフラ自動化スクリプト生成でコスト最適化

7. 導入時の注意点とベストプラクティス

  • 機密情報管理:APIキーやシークレット情報はプロンプトに含めない
  • コストコントロール:AWS BudgetsでFree Tier超過アラートを設定
  • ガバナンス:IAMポリシーで利用ユーザーを制限し、操作ログをCloudTrailで監査

8. よくある質問(FAQ)

Q1. Free Tierはいつまで?
毎月自動でリセットされます。使い切っても従量課金モデルで継続利用可能です。
Q2. 日本語プロンプトは使える?
対応していますが、英語プロンプトのほうが応答精度が高い場合があります。
Q3. 既存リポジトリにも適用できる?
はい。`.gitignore`を尊重し、サポート対象ファイルのみ解析します。

9. まとめ

本記事では「Amazon Q Developerとは?」の定義、機能・仕組み、対応環境、料金プラン、使い方、事例、注意点、FAQまでを徹底解説しました。まずはFree Tierで試用し、自社の開発ワークフローにどう組み込むかを検証してください。その後、必要に応じて従量課金またはエンタープライズ契約へアップグレードし、AI支援による開発生産性向上を実現しましょう。

参考リンク

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投稿者プロフィール

OSAMU HORIKAWACEO
関西大学卒業後、東証プライム上場企業ゼネコンにて人事総務業務に従事。
幼少よりモノ作りが好きだったこともあり、「モノを作る仕事がしたい」という思いからシステムベンダーへ転職。

システムベンダーでは、IBMオフコンAS400で金融、物流、販売管理、経理、人事総務などのシステムを開発。
台北に駐在し遠東國際商業銀行のシステム構築プロジェクトへの参画など貴重な経験を積む。
10年間で、プログラマ、SE、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーを務め、「システムの質は要件定義の質に比例する」と学ぶ。

その後、クレジット決済代行会社にヘッドハンティングされる。
決済システムの再構築、国内外の銀行システムとの接続、クライアントの会社サイト制作・ECサイト構築を行う。
一方、組織改革を任され、20名から60名へ会社規模を拡大させる。(退任時役職:常務取締役)

2008年クリエイティブチーム・サンクユーを立ち上げ、2010年に法人化し株式会社サンクユーを設立。

クライアントの業界、取扱商材、ターゲット顧客を理解・分析することで、結果が出るWEBサイトを制作することを得意とする。
また、ECサイト構築・運営への造詣も深く、NTTレゾナント株式会社が運営するgoo Search Solutionでコラムを執筆。
ECマーケティングレポート | goo Search Solution


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