EC-CUBEの会員登録を必須にするメリットとデメリット

EC-CUBEの会員登録を必須にする EC-CUBE
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EC-CUBEには会員注文と非会員注文がある

EC-CUBEで商品を購入する場合は、「会員として注文」と「会員にならずに注文」のいずれかが選択できます。
いわゆる会員注文と非会員注文です。

ユーザーの立場からすれば、「今後も利用するだろう」と判断すれば会員登録するでしょうし、「今回限りの利用」と思えば非会員で購入します。
無駄に個人情報をECサイトに記憶させておくのは、今の世の中リスクしかありません。
そういったことも念頭に置きながら会員登録の必須化を検討すべきです。

会員登録を必須にするメリット

会員登録を必須化するメリットです。

会員を優良顧客に育てることができる

会員になって貰うことで、ECサイトは会員を優良顧客に育てることができます。
ECサイトの売上アップには優良顧客化は欠かせません。
会員になって貰ったことをきっかけに優良顧客化を推進しましょう。

メールアドレスを取得できる為、メルマガ配信が可能

会員登録を必須化することでメールアドレスを取得できます。
メルマガは古い販促施策ですが、今でも有効です。
メールアドレスを取得できることでメルマガでプロモーションを行うことができます。

ちなみに、非会員でも注文時にメールアドレスを入力しますが、そのメールアドレスをプロモーションに利用できません。

詳細なデータ分析が可能

会員登録して頂くと、年齢・性別・職業・趣味などの情報の他、会員登録フォームにアンケートを設置しておくとアンケート回答も集計できます。

会員の細かい属性を知ることで、属性ごとの行動分析をすることができます。
分析結果は今後のマーケティングに活用でき、より一層売上アップ施策に注力できます。

注文時に配送先情報・決済情報の入力手間が省ける

会員にとってのメリットは、2回目以降の注文の際に送付先情報を入力する必要がなくなります。
また、クレジットカードを保持している場合、カード情報の入力手間も省けます。
よりスピーディーな注文が行え、ユーザビリティが上がります。

マイページ利用できる

会員になるとマイページが利用できます。
マイページでは過去の注文履歴が確認できたり、お気に入り商品を管理できたりします。
マイページが使えることで益々便利にECサイトを利用できます。

会員向けのサービスを受けられる

ECサイトにとって会員を
会員情報を取得できますので、その後のフォローやプロモーションを有効に行うことができます。
会員に対してメルマガを配信したり、会員限定商品を発売したり、会員のみ割引するなど。。。

会員登録を必須にするデメリット

会員登録を必須化するデメリットです。

会員登録が煩わしい

ユーザーにとって会員登録は煩わしい作業です。
今後利用する分からないECサイトならなおさらです。
会員登録を必須にすることでライトユーザーが敬遠する恐れがあります。

個人情報を保持することに対する不安

会員登録をすることは、ECサイトに個人情報(もしくは決済情報)が保持されます。
情報漏えい事故が後を立たないことを考えると、ECサイトに個人情報を保持することに不安を抱くユーザーは多いです。

以上のように、会員登録を必須にしてしまうとメリットがあると同時に、デメリットもあります。
しかし、会員になって貰うことのメリットをユーザーに理解して貰う努力をすることで、会員登録を促進できるはずです。
また、誰でもが利用できるECサイトを目指すのであれば、非会員での注文は可能にしておくべきです。

御社の企業としてのブランド方向性、商品の魅力など多面的に考慮して会員登録必須化を検討してみてください。

投稿者プロフィール

Nakamura
サンクユーのEC-CUBE先生。
EC-CUBEのカスタマイズをし出して早15年。
難易度の高いカスタマイズもお任せ。
2系、3系、4系すべて対応可能。

実はjavaでの業務システム開発がエンジニア人生のスタート。
PHP、Perl、フロントエンド開発、Movable Type、Wordpressも得意という万能エンジニア。

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