この記事でわかること
EC-CUBEで、会員が最後にいつログインしたかを管理画面で確認する方法を解説します。最終ログイン日時の表示、未ログイン会員の検索、CSV出力を追加することで、アカウントを発行したまま使われていない会員を見つけ、フォローにつなげられます。
会員登録型のサイトを運営していると、こんな悩みが出てきます。「アカウントを発行したものの、使われているのか分からない」「一度もログインしていない会員に案内を送りたいが、誰が該当するのか分からない」。EC-CUBEの標準では、会員が最後にいつログインしたのかを管理画面で確認できません。この記事では、ログイン状況を管理画面で確認し、未ログイン会員の検索やCSV出力まで行えるカスタマイズを解説します。
会員を発行しても、使われているか分からない
会員数が増えても、その会員が実際にログインして使い始めているとは限りません。特にBtoBや会員制サイトでは、こちらからアカウントを発行するケースが多く、発行したまま一度もログインされていない会員が埋もれてしまいます。
標準の会員一覧では、登録された会員は分かっても、最後にいつログインしたかは表示されません。そのため、「使い始めていない会員だけに案内を送る」「しばらくログインのない会員をフォローする」といった運用が難しくなります。フォローすべき相手を、そもそも見つけられないのです。
管理画面でログイン状況を確認できるようにする
そこで、管理画面の会員一覧にログイン状況を確認する機能を追加しました。会員一覧に最終ログイン日時が表示され、一度もログインしていない会員や、最終ログインから期間が経っている会員を、その場で見分けられます。
発行した会員アカウントが、使われているか把握できていますか。
会員のログイン状況の見える化や、フォロー運用の仕組みづくりを、EC-CUBEでご相談いただけます。現在の会員運用を伺うところから始めます。
追加した機能
管理画面の会員一覧に、次の機能を追加しています。
- 会員一覧への最終ログイン日時の表示:一覧上で、各会員が最後にログインした日時を確認できます
- 未ログイン会員の検索:計測開始後に発行され、一度もログインしていない会員を絞り込めます
- 最終ログイン日時による期間検索:「いつからいつまでにログインした会員」を期間で絞り込めます
- ログイン状況を含むCSV出力:検索した会員を、ログイン状況を含めてCSVで出力できます
あわせて、各会員の初回ログイン日時・最終ログイン日時・ログイン回数を記録します。「いつ使い始めたか」「どのくらいの頻度で使っているか」といった状況の把握に役立ちます。
活用例:アカウント発行後のフォロー
この機能は、会員へのフォローに活用できます。なお、ログインしていない理由はさまざまであり、本機能は利用状況を判断するものではありません。フォローが必要な可能性のある会員を抽出するための情報として活用できます。
発行後、一度も使われていない会員への案内
「未ログイン」で検索すれば、アカウントを発行したものの一度もログインしていない会員が抽出できます。ログイン方法の案内や、利用開始のフォローを送る対象を、正確に絞り込めます。
しばらくログインのない会員へのフォロー
最終ログイン日時の期間検索を使えば、「一定期間ログインのない会員」を抽出できます。あらためて案内を送るなど、離れかけている会員へのフォローに使えます。
メール配信リストの作成
検索した会員は、CSVで出力できます。フォローの案内をメールで送る際の配信リストとして、そのまま活用できます。
ご留意いただきたいこと
また、この機能が記録するのはログインの日時と回数です。ログインの有無は分かりますが、ログイン後にサイトをどう使ったか(利用状況そのもの)を判定する機能ではない点にご留意ください。
こんなサイトに向いています
- こちらからアカウントを発行する会員制サイト・BtoBサイト
- 会員登録後の利用促進・オンボーディングに力を入れたい
- 一度もログインしていない会員に、案内を送りたい
- しばらくログインのない会員をフォローしたい
- 会員のログイン状況を、CSVで抽出して活用したい
よくある質問
過去のログイン履歴も表示されますか?
いいえ。ログイン状況は本機能の導入後から記録されます。導入より前のログイン履歴は、さかのぼって取得できません。導入時点で登録済みの会員は、次にログインするまで「計測開始前」の扱いになります。
一度もログインしていない会員だけを検索できますか?
できます。「未ログイン」で検索すると、計測開始後に発行され、一度もログインしていない会員を絞り込めます。
最終ログイン日時で会員を検索できますか?
できます。最終ログイン日時による期間指定検索に対応しています。「いつからいつまでにログインした会員」といった条件で絞り込めます。
検索した会員をCSVで出力できますか?
できます。検索結果を、ログイン状況を含めてCSVで出力できます。フォローの案内を送る際の配信リストとして活用できます。
ログイン回数も記録されますか?
記録されます。各会員の初回ログイン日時・最終ログイン日時・ログイン回数を記録します。いつ使い始めたか、どのくらいの頻度で使っているかの把握に役立ちます。
まとめ
会員アカウントは、発行して終わりではなく、使ってもらえて初めて意味を持ちます。EC-CUBEの会員一覧にログイン状況を確認する機能を追加すると、最終ログイン日時の表示・未ログイン会員の検索・期間検索・CSV出力ができ、アカウントを発行したまま使われていない会員を見つけてフォローにつなげられます。
まず状況が見えるようにすることが、会員フォローの第一歩です。私たちは、会員登録後の運用まで見据えて、こうした仕組みをEC-CUBEで実現するお手伝いをしています。会員管理や利用促進でお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。
発行した会員に、しっかり使ってもらうために。
ログイン状況の見える化から、フォロー運用の仕組みづくりまで、現在の会員運用を伺った上でご提案します。EC-CUBEで、会員登録後の一歩先の運用をつくれます。
投稿者プロフィール
- サンクユーのEC-CUBE担当。15年以上にわたりEC-CUBE開発に従事し、2系・3系・4系すべてに精通。難易度の高いカスタマイズや、他社構築サイトの改修・再設計も多数対応しています。
Javaでの業務システム開発を起点に、PHP・Perl・フロントエンド・CMSまで横断的に対応。基幹システム連携や業務フローを踏まえた設計を得意とし、複雑な要件にも柔軟に対応可能です。
ChatGPT CODEXを活用し、開発スピードと品質の両立を実現しています。









