SNS集客とは
今までインターネットで情報を探すと言えばGoogle、Yahoo!などの検索エンジンが主流でしたが、最近は検索にSNSを利用するユーザーが若年層を主体に増えました。
そのようなユーザーには既存の集客方法ではアプローチできない為、SNSを利用した集客が注目を浴びるようになりました。
SNS集客とはTwitter、Instagram、FacebookなどのSNSを活用し、潜在顧客に自社商品を知って貰い、見込み顧客の購入意欲を高め、既存顧客のリピート購入向上および囲い込みを行うことです。
また、SNSの拡散力を活用して効果的な宣伝を行うことも可能です。
SNS集客はSNSの運用が必要
SNS集客は各SNSを運用しながら情報発信・ファンの獲得・ファンの囲い込みを行います。
その為、SNSの運用ノウハウが必要となります。
今まで行なっていたニュースリリースや広告などの企業側の一方的な発信とは異なり、顧客とコミュニケーションを行ったり顧客に共感を得られる運用を行なわなければいけません。
また、SNSは属人性が強いメディアですが、属人化しない体制作りも必要です。
SNS運用は難易度が高い為、SNSを始めたとしてもなかなか効果が現れません。
SNS運用を代行するマーケティング会社に依頼するのも一つの手段です。
各SNSの特徴
SNSごとにそれぞれの特徴があります。
特徴を理解した上でどのSNSを利用するかを決定する必要があります。
以下に各SNSの特徴をご説明します。
各データは以下のページを参考にしています。
参考:【最新版】2021年6月更新。12のソーシャルメディア最新動向データまとめ
- 利用者数(月間アクティブユーザー):4500万人
- 利用者年齢層:20~50代
- 一番多い利用者層:20代女性・20代男性
- コンテンツ形式:テキスト、画像、動画
- 拡散性:◎
Twitterは幅広い年齢層に利用されており、特に10代・20大の若年層を中心に支持されています。
いいね機能やリツイート機能により拡散力と拡散スピードが他のSNSに比べて群を抜いています。
匿名性が高い為、商品やサービスに対しての本音、何気ない感想がツイートとして表現される傾向にあります。
ユーザー間の共感力・拡散力を効果的に活かすことができれば、絶大な宣伝効果が見込めます。
Instagaram
- 利用者数(月間アクティブユーザー):3300万人
- 利用者年齢層:10~50代
- 一番多い利用者層:20代女性・30代女性
- コンテンツ形式:画像、動画
- 拡散性:○
Instagramは動画や画像をメインとしたSNSです。
インスタ映えという言葉が生まれた通り、おしゃれな動画や画像を投稿することで共感を得やすいSNSです。
自社ブランドの世界観を伝えたり、ファッション雑誌のようにメディアとして活用することもできます。
20代女性・30代女性の利用者が多いですが、男性ユーザーも40%を超えている為、幅広い層にアプローチすることが可能です。
シェア機能がない為Twitterに比べ拡散力は小さいですが、Instagramで情報収集しているユーザーが多いです。
タグ機能を利用して情報収集しているユーザーにアプローチすることが可能です。
- 利用者数(月間アクティブユーザー):2600万人
- 利用者年齢層:20~60代
- 一番多い利用者層:40代男性・40代女性
- コンテンツ形式:テキスト、画像、動画
- 拡散性:○
2019年から国内のユーザー数は減少していますが、40代・50代のユーザーの多くはまだ利用しています。
また、2018年からアルゴリズムが変更されたせいで拡散力が弱まりました。
その為、Facebookを運用することで広告効果を得ずらくなっており、有料広告を使う以外に効果がないSNSと言えます。
その他
その他、LINE、YoutubeなどがSNS集客に利用されておりますが、こちらはもう少し主流になった時点で取り扱いと思います。
SNS広告という手段もある
これまでSNSを運用して集客することを前提にお話ししましたが、SNS上に広告を掲載することも可能です。
SNS広告はターゲットを絞って広告を掲載できます。
自社商品に最適なSNS上で最適なターゲット顧客に対して最適な広告を掲載すれば、効果的な集客を実現することができます。
SNS集客の費用
SNSの利用には費用は発生しません。
また、自社でSNSを運用するのであれば対外的費用は発生しません。
SNSの運用代行サービスを利用する場合には代行費用が発生します。
規模や作業内容にもよりますが30〜50万円が相場のようです。
SNS集客のメリット
SNS集客のメリットは以下です。
- 拡散力が高い
- 幅広い層へアプローチできる
- 顧客のファン化、囲い込みができる
- 企業ブランディングがし易い
拡散力が高い
SNSはいいねやリツイートなどの共有機能が備わっている為、拡散力が高いメディアです。
幅広い層へアプローチできる
SNSは拡散力が高い為、幅広い層へアプローチすることが可能です。
顧客のファン化、囲い込みができる
SNSはユーザーに共感を得やすい為、顧客のファン化、顧客の囲い込みができます。
企業ブランディングがし易い
統一感のあるポスト(動画、写真、テキストなどの投稿)で世界観を作り易い為、企業ブランディングがし易いです。
SNS集客のデメリット
SNS集客のデメリットは以下です。
- 運用が難しい
- 効果が出るまで時間がかかる
- 炎上リスクがある
運用が難しい
SNS運用はノウハウが必要な為、実績がない企業には運用が難しいです。
効果が出るまで時間がかかる
SNSアカウントを開設してもフォロワーはゼロの状態です。
フォロワーがを集める為に時間と労力が必要で、SNS集客の効果が出るまでに時間がかかってしまします。
炎上リスクがある
SNSは拡散力がある為、炎上のリスクがあります。
炎上をしないように心掛けても炎上してしまうことがある為、炎上対策のノウハウも持っておく必要があります。
まとめ
以上のようにSNS集客はメリットが多いですが、運用難易度が高いことが障壁になります。
自社で運営ノウハウを蓄積することができれば力強い集客ツールとなります。
ノウハウを伝授するサービスもありますので、外部会社を活用してノウハウを蓄積することも念頭に入れてみては如何でしょうか。
投稿者プロフィール
- 関西大学卒業後、東証プライム上場企業ゼネコンにて人事総務業務に従事。
幼少よりモノ作りが好きだったこともあり、「モノを作る仕事がしたい」という思いからシステムベンダーへ転職。
システムベンダーでは、IBMオフコンAS400で金融、物流、販売管理、経理、人事総務などのシステムを開発。
台北に駐在し遠東國際商業銀行のシステム構築プロジェクトへの参画など貴重な経験を積む。
10年間で、プログラマ、SE、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーを務め、「システムの質は要件定義の質に比例する」と学ぶ。
その後、クレジット決済代行会社にヘッドハンティングされる。
決済システムの再構築、国内外の銀行システムとの接続、クライアントの会社サイト制作・ECサイト構築を行う。
一方、組織改革を任され、20名から60名へ会社規模を拡大させる。(退任時役職:常務取締役)
2008年クリエイティブチーム・サンクユーを立ち上げ、2010年に法人化し株式会社サンクユーを設立。
クライアントの業界、取扱商材、ターゲット顧客を理解・分析することで、結果が出るWEBサイトを制作することを得意とする。
また、ECサイト構築・運営への造詣も深く、NTTレゾナント株式会社が運営するgoo Search Solutionでコラムを執筆。
ECマーケティングレポート | goo Search Solution
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