ECサイトは一事業として運営される
ECサイトは以前は一部門の事業として運営されることもありましたが、現在では一事業として取り組むべき重要な位置づけとなりました。
事業である以上、戦略に基づきECサイトを計画・構築・運営する必要があります。
その戦略を策定する為によく用いられるのが3C分析です。
3C分析とは
3C分析とは、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの視点で分析を行い、企業が採るべき戦略を策定するフレームワークのことです。
顧客
まず、ECサイトがターゲットとする顧客像を明確にすることが大切です。
ターゲットが明確になれば、ECサイトのデザインや機能も明確になります。
例えば、女性がターゲットであれば、圧倒的にスマートフォンでの利用が多くなる為、PCサイトよりもスマートフォンサイトに力を入れるべきですし、写真を多く掲載すべきです。
中高年向けサイトであれば、文字を大きくしたり、行間を開けるなど文字を読み易くする必要があります。
また、10代がメインターゲットであれば、賑やかなデザインが好ましいですし、場合によってはクレジットカード決済は導入しなくてもいいでしょう。
このように、ターゲット顧客を明確にすることで、ターゲットユーザが使い易いサイトを構築することが可能です。
結果的に売れるECサイトを作ることができます。
ちなみに、より高度な顧客分析にペルソナ分析があります。
競合
競合サイトを分析することで、どのようなデザインや機能がユーザにウケているのか、売り上げをあげているのかを理解することが可能です。
既に競合サイトで実績があるデザインや機能を自社ECサイトに取り込まない理由はありません。
また、競合サイトを知ることで差別化を図ることもできます。
自社
商品の特性・品質・価格・点数など取扱商品の強みを理解することはもちろん、ECサイト運営においての強みを分析します。
顧客サポート、梱包品質、配送料、配送タイミング、支払い方法、定期購入、返品可能、キャンセル料無料、サンプル品、実店舗連動、サイト改善スピードなど、ECサイトには自社の強みとできることはいくらでもあります。
また、自社の強みを多く持つことが競合サイトとの差別化に繋がります。
その結果、より多くのお客様に自社ECサイトを利用して頂くことができます。
以上のように、ECサイト構築時に3C分析を活用し、EC戦略を策定することで売れるECサイトを構築することが可能です。
また、サイト運営にも活かすことで売り上げアップを実現することもできます。