卸売サイト(BtoB EC)の価格設定パターン

卸売サイト(BtoB EC)の価格設定パターン EC-CUBE
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卸売サイトの価格設定

卸売サイトを構築する際に悩むのが価格設定です。

従来の卸売で行っている価格設定をそのまま卸売サイト(BtoB EC)に提要するのであれば、検討する必要はありません。
ただ、システム化が困難だったり、システム化に際して新たな価格設定を導入しようとする企業も少なくはありません。

卸売サイトで考えられる価格設定パターンを挙げてみます。

卸売サイトの価格設定パターン

パターン 内容
取引先一律価格 すべての取引先で一律価格とする。
取引先ごと 掛け率 取引先ごとに掛け率を設定し、上代 x 掛け率で取引先ごとの価格を決定する。
ランク
(掛け率)
あらかじめランクを決定し、ランクごとに掛け率を設定する。
取引先に対してランクを設定し、上代 x ランク掛け率で取引先ごとの価格を決定する。
ランク
(価格)
あらかじめランクを決定し、商品にランクごとの価格を設定する。
取引先に対してランクを設定することで、取引先ごとの価格を決定する。
過去実績
(掛け率)
過去1年の注文金額によって自動で取引先に掛け率を設定し、取引先ごとの価格を決定する。
過去実績
(ランク)
過去1年の注文金額によって自動で取引先にランク付けし、取引先ごとの価格を決定する。

取引先ごとに価格を設定するのか

価格を考える上で、まず「すべての取引先で価格を統一する」のか「取引先ごとに価格を設定する」のかを検討する必要があります。

すべての取引先で価格を統一する場合でも、一般消費者とは異なる卸価格を設定します。
そうすることで、BtoC ECとは差別化は図れます。

更に取引先にメリットを感じて貰う為には、取引先ごとに価格を設定する必要があります。
かつ、ロイヤルカスタマー(ロイヤル顧客)の育成も可能となります。

取引先ごとに価格を設定する場合、更に検討が必要

取引先ごとに価格を設定する場合、更に検討が必要となります。
どのような基準で取引先ごとに価格を設定するかです。

取引先ごとに掛け率を設定することが最もシンプルなルールです。
その他、ランクを設け、取引先をランク付けして運用するパターンもあります。
更にランク付けを、過去の取引実績で行うのか、将来の期待値を考慮して行うのかなどがあります。

完全に自動化すれば運用が楽になりますが、営業担当者の思惑なども考慮するとなると完全に自動化するのではなくマニュアル作業も許容する必要があります。

このように卸売サイトの価格設定はさまざまなパターンがあります。
ぜひ自社に合ったパターンを検討してみてください。

投稿者プロフィール

Nakamura
サンクユーのEC-CUBE先生。
EC-CUBEのカスタマイズをし出して早15年。
難易度の高いカスタマイズもお任せ。
2系、3系、4系すべて対応可能。

実はjavaでの業務システム開発がエンジニア人生のスタート。
PHP、Perl、フロントエンド開発、Movable Type、Wordpressも得意という万能エンジニア。

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