法人向け受注サイトの費用感|何にコストがかかるのか

法人向け受注サイトの費用感|何にコストがかかるのかB2B-EC
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法人向け受注サイトの費用はなぜ幅が大きいのか

法人向け受注サイトを検討すると、多くの会社が最初に気にするのが費用です。

  • どれくらいの予算が必要なのか
  • 安いシステムでも十分なのか
  • 何にコストがかかるのか分からない

実際、法人向け受注サイトの見積は金額差が大きくなりやすいです。
同じように見える提案でも、数十万円から数百万円以上まで差が出ることがあります。

この差は単に「高い会社」「安い会社」という話ではありません。
多くの場合、その背景には対応範囲の違いがあります。

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法人向け受注サイトの費用を決める主な要素

法人向け受注サイトの費用は、主に次のような要素で変わります。

  • 取引先ごとの価格設定の複雑さ
  • 商品数や会員数
  • 再注文機能や一括注文機能の有無
  • 基幹システムとの連携方法
  • 既存業務に合わせた調整の有無
  • デザインや画面設計の作り込み

つまり、単なる注文フォームで済むのか、それとも業務システムに近いレベルまで作る必要があるのかで、費用は大きく変わります。

コストがかかりやすいポイント1 価格条件の整理と実装

法人取引では、得意先ごとに価格条件が異なることが多くあります。

  • 掛率が違う
  • 契約単価がある
  • 数量によって価格が変わる
  • 一部商品だけ特別価格がある

このような条件がある場合、単純なカート機能だけでは対応しきれません。
価格ルールの整理と、それを画面に正しく反映するための設計が必要になります。

ここは見た目には分かりにくいですが、費用差が出やすい部分です。

コストがかかりやすいポイント2 例外処理への対応

法人取引では、標準的な注文だけでなく例外対応も発生します。

  • ロット割れ対応
  • 分納
  • 後日修正
  • 営業確認が必要な注文

こうした例外が多い会社では、既製品をそのまま入れるだけでは現場運用に合わないことがあります。
どこまでを仕組みに載せるか、どこを運用で残すかによって、必要な設計と費用が変わります。

コストがかかりやすいポイント3 基幹システム連携

法人向け受注サイトの費用で大きく差が出やすいのが、基幹システムとの連携です。

たとえば、

  • 受注データを販売管理へ渡したい
  • 在庫情報を画面に表示したい
  • 納期情報を連携したい
  • 顧客情報を共通化したい

といった要件がある場合、どのような連携方法を取るかによって難易度が変わります。

  • CSV連携
  • API連携
  • RPA活用

など方法はいくつかありますが、リアルタイム性や運用の安定性を求めるほど、設計も実装も重くなりやすいです。

コストがかかりやすいポイント4 取引先が使いやすい画面づくり

法人向け受注サイトは、単に機能があるだけでは使われません。
取引先が迷わず注文できることが大切です。

たとえば、

  • 再注文しやすいか
  • 品番で探しやすいか
  • 数量入力がしやすいか
  • 必要な情報が分かりやすく出るか

といった設計が必要です。

ここを丁寧に作るかどうかで、見積金額は変わります。
ただし、ここを削りすぎると「作ったが使われない」原因になりやすいです。

逆に費用を抑えやすいケースとは

次のような場合は、比較的費用を抑えやすいです。

  • 価格ルールがシンプル
  • 取扱商品が限定的
  • 例外処理が少ない
  • まずは一部商品や一部得意先から始める
  • 基幹連携を最初は簡易にする

つまり、最初から全部を一気に作ろうとせず、対象範囲を絞ることで費用を抑えやすくなります。

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安ければよいわけではない理由

ここはとても大事です。
法人向け受注サイトでは、単に初期費用が安いことが正解とは限りません。

なぜなら、見積が安い場合、次のようなものが含まれていないことがあるからです。

  • 価格ルール整理
  • 例外処理の整理
  • 現場運用の設計
  • 基幹連携の整理

この状態で導入すると、あとから

  • 電話対応が減らない
  • 手修正が増える
  • 使われず形骸化する

という事態になりやすいです。

結果として、最初に安く見えても、後から追加費用ややり直しコストが発生することがあります。

本当に見るべきなのは「何が含まれているか」

見積を見るときに大事なのは、総額だけではありません。
その中に何が含まれているかを見ることです。

たとえば、次の点を確認すると判断しやすくなります。

  • 価格条件の整理は含まれているか
  • 例外処理の検討は含まれているか
  • 基幹システム連携はどこまで対応するのか
  • 段階導入を前提にしているか
  • 運用開始後の調整余地はあるか

ここが曖昧なままでは、安い高いの判断は難しいです。

法人向け受注サイトは「まず必要な範囲」から始めるのが現実的

法人向け受注サイトは、最初から完璧な形を目指す必要はありません。
むしろ、まずは効果が出やすい範囲から始める方が、費用対効果を見極めやすいです。

たとえば、

  • 再注文の多い商品だけ対象にする
  • 価格ルールが比較的シンプルな得意先から始める
  • 基幹連携は最初は簡易にする

こうした進め方であれば、導入負担も費用も抑えやすくなります。

費用を考える前に整理しておきたいこと

見積の精度を上げるには、次の整理が役立ちます。

  • 何を減らしたいのか
  • どの注文を先にWeb化したいのか
  • どの価格ルールがあるのか
  • どの例外処理が多いのか
  • 基幹システムとどう連携したいのか

この整理ができている会社ほど、自社に合った予算感をつかみやすくなります。

FAX・メール受注のWeb受注化サービスについては、こちらをご覧ください。
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自社に必要な範囲と費用感を整理したい方へ

「何に費用がかかるのか知りたい」
「自社の場合はどこまで必要なのか整理したい」
「いきなり大きな投資は避けたい」

そのような段階でも問題ありません。

サンクユーでは、現状の受注業務と構想を整理した上で、どの範囲から始めるべきか、どこにコストがかかるのかをご提案しています。

構想段階でもご相談いただけます。
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投稿者プロフィール

OSAMU HORIKAWA
OSAMU HORIKAWACEO
株式会社サンクユー 代表取締役CEO。
基幹システムとECをつなぎ、受発注業務の最適化を支援する専門家。

関西大学卒業後、東証プライム上場のゼネコンにて人事総務を経験。
その後システムベンダーへ転職し、IBM AS/400環境における金融・物流・販売管理・経理・人事など、企業の基幹業務を支えるシステム開発に従事する。
プログラマからプロジェクトマネージャーまでを経験し、台湾・台北駐在として銀行システム構築プロジェクトにも参画。

この経験を通じて、「システムの質は要件定義の質に比例する」という思想を確立。
業務理解を起点としたシステム設計を強みとする。

その後、クレジット決済代行会社にて、決済システムの再構築や銀行連携、ECサイト構築を担当。
あわせて組織改革にも携わり、20名から60名規模への組織拡大を実現(退任時:常務取締役)。

2008年に株式会社サンクユーを創業、2010年に法人化。
現在は、基幹システムとECの両領域に精通した知見を活かし、BtoB企業における受発注業務のデジタル化・効率化を支援。
特に、FAX・電話・メールなどアナログ業務のEC化や、基幹システムとの連携を前提とした業務設計を得意とする。

単なるECサイト構築にとどまらず、業務フローの整理・要件定義・システム設計まで一貫して関与し、「現場で使われる仕組み」を実現することを重視している。

NTTレゾナント「goo Search Solution」にてEC関連コラムを執筆。
ECマーケティングレポート | goo Search Solution

■趣味・関心領域
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