EC-CUBEの構築費用はいくら?費用相場・保守費・総コストを100サイト以上の実績から解説

EC-CUBEの構築費用はいくら?費用相場・保守費・総コストを100サイト以上の実績から解説EC-CUBE
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この記事でわかること
「EC-CUBEはオープンソースだから安いのでは?」——そう考えて始めると、あとで総コストが高くつくことがあります。この記事では、EC-CUBEの構築費用・保守費用の相場を規模別に整理し、見落とされがちな追加コストやSaaS型との違いまで、100サイト以上の構築実績をもとに解説します。

堀
堀川 治(株式会社サンクユー 代表取締役)
費用のご相談で一番多いのが「思ったより高い」という声です。ただ、EC-CUBEで本当に費用が動くのは、デザインや機能そのものより、業務の複雑さです。何にお金がかかるのかが分かれば、判断はぐっと楽になります。

ECサイト構築を検討するとき、最も気になるのが費用です。「構築費用は100万円くらい?」「Shopifyより高いの、安いの?」——EC-CUBEは“無料で使える”というイメージが先行しがちですが、無料なのはシステム本体だけで、構築には別途費用がかかります。この記事では、実際の費用構造を整理していきます。

この記事で紹介する金額は、当社の価格表ではなく、EC-CUBE構築における一般的な市場相場の目安です。実際の費用は要件によって大きく変わります。自社の場合の概算は、記事末尾のご相談から確認いただけます。

なぜEC-CUBEの費用は幅があるのか

EC-CUBEの費用は、何を作るかによって大きく変わります。同じ「ECサイト」でも、次のように性質がまったく異なります。

  • 小規模BtoCの物販サイト
  • デザインにこだわったブランドEC
  • 基幹システムと連携するBtoB-EC

費用を大きく動かすのは、デザインや機能の見た目ではなく、業務の複雑さです。取引先ごとに価格が違う、掛売や承認フローがある、基幹システムと連携する——こうした要件が増えるほど、設計と実装の難易度が上がり、費用も上がります。だから「EC-CUBEはいくら」と一律には言えないのです。

EC-CUBE構築費用の相場

規模・要件別の、構築費用の一般的な相場は次のとおりです。

種類相場の目安主な内容
小規模BtoC
(標準機能中心)
100万〜250万円テンプレート活用、標準機能中心、カスタマイズ最小限。SaaSからの移行や小規模ブランドに多い
中規模BtoC
(独自デザイン+機能追加)
250万〜500万円デザイン制作、機能カスタマイズ、外部サービス連携
BtoB-EC
(顧客別価格・基幹連携あり)
400万〜1,000万円以上顧客別価格、掛売管理、承認フロー、基幹システム連携

BtoB-ECの費用が高くなりやすいのは、価格ロジックや例外処理といった「業務ルールの設計」が必要になるためです。見た目より、裏側の仕組みの複雑さが費用を左右します。

自社の場合、いくらかかるか知りたい方へ。

相場はあくまで目安です。要件を伺えば、自社の場合の概算費用をご提示できます。まずは今の状況をお聞かせください。

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EC-CUBE保守費用の目安

構築費用だけでなく、公開後の保守費用も見ておく必要があります。保守費用の目安は月額3万〜15万円程度です。BtoBや基幹連携があるサイトは、保守範囲が広くなるぶん高めになる傾向があります。

保守に含まれる内容の例は次のとおりです。

  • サーバー監視
  • バックアップ管理
  • セキュリティ更新
  • 軽微な修正対応
  • 問い合わせ対応

見落とされがちな追加コスト

構築費用と保守費用のほかに、あとから発生しやすいコストがあります。事前に知っておくと、予算計画が立てやすくなります。

1. サーバー費用

クラウドを利用する場合、月額1万円〜数万円程度。アクセス規模によって変動します。

2. バージョンアップ費用

EC-CUBEは、セキュリティや機能面で定期的なアップデート対応が必要になります。放置するとリスクが高まるため、計画的な対応が前提です。

3. 追加改修費

導入後に「この機能も欲しい」という要望は、想定以上に発生しやすいものです。最初にすべてを作り込むのではなく、段階的に育てる設計にしておくと、無駄な費用を抑えられます。

SaaS型とのコスト比較

EC-CUBEのようなオープンソース型と、Shopify・futureshopなどのクラウド型(SaaS)では、費用のかかり方が異なります。

EC-CUBE(オープンソース型)SaaS型(例:Shopify)
初期費用まとまった初期投資が必要比較的少なく始められる
継続費用保守・サーバー費が中心月額費用+決済手数料+アプリ費が継続
売上拡大時コスト構造が安定しやすい売上が増えるほど手数料の負担が増えやすい
カスタマイズ自由度が高いプラットフォームの範囲内

SaaS型は手軽に始められる一方、売上が伸びるほど手数料の差が効いてきます。EC-CUBEは初期投資が必要ですが、売上拡大や複雑な要件に対して、長期的なコスト構造が安定しやすいのが特徴です。

費用で失敗する会社の特徴

費用で失敗するケースには、共通した傾向があります。

  • 最安値だけで制作会社を選ぶ
  • 要件を整理せずに始める
  • 将来の拡張を考えていない

これらに当てはまると、あとから追加改修が増え、結果的に総コストが膨らみます。「安く始めて、高くつく」ケースは珍しくありません。最初に要件を整理しておくことが、結局は一番の節約になります。

本当に重要なのは「5年間の総コスト」

費用を判断するときは、初期費用の安さだけでなく、中長期の総額で見ることが大切です。見るべきは次の4点です。

  • 初期費用
  • 5年間の運用総額
  • 手数料の構造
  • 拡張にかかるコスト

短期的にはSaaS型のほうが安く見える場合もあります。しかし、BtoB取引がある、要件が複雑、売上規模の拡大を見込む——こうした場合は、中長期で見るとEC-CUBEのほうが合理的になるケースが多くあります。大切なのは「安いかどうか」ではなく、自社の将来の構造に合っているかです。

よくある質問

EC-CUBEはオープンソースなのに、なぜ費用がかかるのですか?

無料なのはEC-CUBEのシステム本体だけです。実際のサイトは、デザイン制作、機能のカスタマイズ、サーバー構築、業務に合わせた設計などが必要で、これらに費用がかかります。

構築費用の相場はどのくらいですか?

一般的な市場相場では、小規模BtoCで100万〜250万円、中規模BtoCで250万〜500万円、基幹連携のあるBtoB-ECで400万〜1,000万円以上が目安です。要件によって大きく変わるため、自社の概算はご相談ください。

保守費用はどのくらいかかりますか?

月額3万〜15万円程度が目安です。サーバー監視、バックアップ、セキュリティ更新、軽微な修正対応などが含まれます。BtoBや基幹連携があるサイトは高めになる傾向があります。

ShopifyなどのSaaS型と、どちらが安いですか?

始めやすさではSaaS型が有利ですが、売上が増えると決済手数料などの負担が大きくなります。EC-CUBEは初期投資が必要な一方、売上拡大時や複雑な要件では長期的なコストが安定しやすい特徴があります。どちらが合うかは、事業の規模と要件によります。

費用を抑えるには、どうすればよいですか?

最初に要件を整理し、必要な機能とそうでない機能を分けることです。すべてを一度に作り込まず、段階的に育てる設計にすると、追加改修による総コストの膨張を抑えられます。

EC-CUBEの構築は補助金の対象になりますか?

利用する補助金制度によります。かつて代表的だったIT導入補助金は、制度の見直しにより、近年はECサイトの新規制作が原則として補助対象外となっています。一方で、小規模事業者持続化補助金など、条件を満たせば活用できる可能性のある制度もあります。ただし対象範囲や公募状況は年度によって変わるため、申請を検討する際は、最新の公募要領を確認し、税理士や各制度の窓口など専門家にご相談されることをおすすめします。

まとめ

EC-CUBEの構築費用の相場は、小規模で100万〜250万円、中規模で250万〜500万円、BtoBで400万〜1,000万円以上が目安です。保守費用は月額3万〜15万円程度。これらに加えて、サーバー費・バージョンアップ費・追加改修費といったコストも見ておく必要があります。

大切なのは、目先の安さではなく、自社の将来の構造に合っているかどうかです。費用は「いくらか」ではなく、「どこに費用をかけるべきか」で大きく変わります。私たちは、100サイト以上の構築実績をもとに、業務要件を整理するところから費用のご相談に対応しています。「自社の場合はいくらか」を知りたい方は、お気軽にご相談ください。

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現在の業務や要件を伺い、EC-CUBEで構築する場合の概算費用をご提示します。安さだけでなく、5年間の総コストで見た最適な形をご提案します。

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投稿者プロフィール

OSAMU HORIKAWA
OSAMU HORIKAWACEO
株式会社サンクユー 代表取締役CEO。
基幹システムとECをつなぎ、受発注業務の最適化を支援する専門家。

関西大学卒業後、東証プライム上場のゼネコンにて人事総務を経験。
その後システムベンダーへ転職し、IBM AS/400環境における金融・物流・販売管理・経理・人事など、企業の基幹業務を支えるシステム開発に従事する。
プログラマからプロジェクトマネージャーまでを経験し、台湾・台北駐在として銀行システム構築プロジェクトにも参画。

この経験を通じて、「システムの質は要件定義の質に比例する」という思想を確立。
業務理解を起点としたシステム設計を強みとする。

その後、クレジット決済代行会社にて、決済システムの再構築や銀行連携、ECサイト構築を担当。
あわせて組織改革にも携わり、20名から60名規模への組織拡大を実現(退任時:常務取締役)。

2008年に株式会社サンクユーを創業、2010年に法人化。
現在は、基幹システムとECの両領域に精通した知見を活かし、BtoB企業における受発注業務のデジタル化・効率化を支援。
特に、FAX・電話・メールなどアナログ業務のEC化や、基幹システムとの連携を前提とした業務設計を得意とする。

単なるECサイト構築にとどまらず、業務フローの整理・要件定義・システム設計まで一貫して関与し、「現場で使われる仕組み」を実現することを重視している。

NTTレゾナント「goo Search Solution」にてEC関連コラムを執筆。
ECマーケティングレポート | goo Search Solution

■趣味・関心領域
BMW / WRC / ロードバイク / RIZIN / UFC / 大相撲
David Bowie / blur / MUSE / The Rolling Stones / XTC
機動戦士ガンダム(富野由悠季)
ベルセルク / 頭文字D / 進撃の巨人 / ジョジョの奇妙な冒険 / あしたのジョー
Mission: Impossible / Memento / ワイルド・スピード / ソナチネ
LOST / Game of Thrones / FRINGE / The Mentalist
上岡龍太郎 / ダウンタウン

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