EC-CUBE2系から4系バージョンアップ。データ・設定も移行可能

EC-CUBE2系から4系へバージョンアップ|データ・設定も引き継ぎ可能 EC-CUBE
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EC-CUBE4系への移行を検討するECサイトが増えた

EC-CUBEをご利用のECサイト様からEC-CUBE4にバージョンアップしたいとご相談を頂きます。
特に2020年以降はご相談件数が増えました。

EC-CUBE4が魅力的なシステムなので、みなさん乗り替えを検討しているようです。
または古いEC-CUBE2系を継続して使用することに不安もあるかもしれません。

本コラムではEC-CUBE4系へのバージョンアップ移行についてご説明したいと思います。

EC-CUBEの各バージョンの概要

現在(2020/10/23時点)、EC-CUBEは2系と3系と4系の3つのバージョンが存在しています。
もちろん、それぞれのバージョンに特色があります。
EC-CUBEのバージョンをご存知ない方は、管理画面で簡単に確認できます。

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EC-CUBE2系

EC-CUBE2系は最も多くのECサイトで利用されているバージョンです。

EC-CUBE2.13系は株式会社イーシーキューブがサポートを継続していますが、2.4系や2.12系はサポートが終了しています。
また、EC-CUBE2.13もPHP5ややMySQL5のサポートが切れており、セキュリティの課題を抱えています。
今後、プラグインやモジュールがアップデートされることもありません。

これらを考慮すると、EC-CUBE2のECサイトは前向きに4へのバージョンアップを検討されるべきです

EC-CUBE3系

3系はプラグイン機能を本格的に採用したシステムです。
同じオープンソースのCMS「WordPress」のようにプラグインで簡単に機能拡張ができるEC-CUBEを目指しました。
2系の仕組みはまったく引き継がず新しく開発されましたが、設計不具合も多かったようでそれほど普及していません
株式会社イーシーキューブがサポートを継続していますが、プラグインやモジュールがアップデートされることはないです。

2系、3系、4系の内、3系が一番普及していないバージョンですし、対応する制作会社も減っています。
すぐにとは言いませんが、2年以内のリニューアルを検討してみてはいかがでしょうか。

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EC-CUBE4系

3系の失敗を教訓にし開発されたのが4系です。
しっかりと設計されている為、不具合も少なく安定しており拡張性もあります。
プラグインで容易に機能を拡張することが可能ですし、API機能で他システムと連携し易いシステムです。
株式会社イーシーキューブも力を入れており、今後益々便利にアップデートされる予定です。

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EC-CUBE4系へバージョンアップするメリット

古いEC-CUBEから4へバージョンアップするメリットです。

プラグインが充実している

EC-CUBE4はプラグインが充実しています。
プラグインには有料と無料がありますが、無料プラグインだけでECサイトを構築することが可能ですし、もっと高機能なECサイトを構築したければ有料プラグインを購入することで可能になります。

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カスタマイズ性に優れている

EC-CUBE4は過去1番カスタマイズ性に優れているバージョンです。
カスタマイズ性に優れているとは、機能カスタマイズが容易であり、高度なカスタマイズが可能であることを指します

プラグインで実現できない機能は独自カスタマイズすることで実装できます。
また、API機能がある為、外部システムと連携することもできます。
EC事業の成長に伴い外部サービスとの連携は欠かせませんので、この機能はありがたいですね。

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セキュリティ対策が万全

個人情報漏洩やクレジットカード番号流出などのセキュリティ被害が後を絶ちません。
EC-CUBE4はセキュリティを強化したシステムであり、セキュリティに関する情報も頻繁に公開、脆弱性が発見された場合は速やかにセキュリティパッチを公開しています。

セキュリティ対策について | ECサイト構築・リニューアルは「ECオープンプラットフォームEC-CUBE」

バージョンアップ後は弊社が提供している脆弱性診断サービスを定期的(年に1回)に受けることで、更にシステムを安全な状態を保つことができます。

EC-CUBE脆弱性診断サービス。定期的な診断で安全なECサイト運営。
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レスポンシブWebデザインでGoogleに評価され易い

EC-CUBE4は標準でレスポンシブWebデザイン(RWD)が採用されています。
従来であればパソコン用とスマホ用でそれぞれデザインテンプレートを管理していましたが、RWDは1つのテンプレートファイルでデザインを管理することができ、メンテナンス性に優れスピーディーにデザインを変更することも可能です。

Googleがモバイルフレンドリーを評価していて、スマホで見易いサイトは検索結果順位が上がる傾向にあります。
そして、モバイルフレンドリーの対応策としてGoogleはRWDを推奨しています。
レスポンシブWebデザインで制作することで、そのサイトはGoogleに評価され易くなります

購入フローが短くからサイト離脱を防ぎ注文率を上げる

EC-CUBE2の購入フローは長かったですが、4の購入フローは3ステップで完了します。
購入フローが短いことでサイト離脱を防ぐことができ、その結果注文率を上げることが可能になります。

EC-CUBEの注文は3ステップで完了

EC-CUBE4系へバージョンアップする際の注意点

EC-CUBE4へ移行するデメリットはないと思いますが、注意事項はあります。
4へのバージョンアップを検討の際は、以下の点にご注意ください。

各バージョンのEC-CUBEは互換性がない為、ほぼ新規構築となる

2系、3系、4系のEC-CUBEはそれぞれシステム的に互換性がない為、構築作業をゼロから行います
同じEC-CUBEでも全く異なるシステムですから、作業内容はバージョンアップではなくシステム移行です。

特にカスタマイズしている場合、再度4系をカスタマイズしなければいけません。
逆に、カスタマイズした機能が4系プラグインとして公開されて入れば、プラグインを利用できますのでコストは抑えられます。

現在、利用中のプラグインが4系にないことがある

EC-CUBEで利用しているプラグインが4系にない場合があります。
その場合は、独自カスタマイズする必要がありコストが掛かります
コストをかけて機能を実装するのか、機能実装を諦めるのかの検討が必要です。

決済モジュールが4系に対応していないことがある

現在利用している決済会社がEC-CUBE4系の決済モジュールを公開していない場合があります。
その場合、独自に決済モジュールを開発するか、他社へ乗り換える必要があります。
決済モジュールの開発には多大なコストが掛かりますので、他の決済会社へ乗り替えるのが現実的です。

EC-CUBE4系への移行リニューアル手順

最後に、EC-CUBE4へのリニューアル手順です。

  • 新しいデザインを作成する
  • EC-CUBE4が動作するサーバー環境を用意する
  • EC-CUBE4をサーバーにインストールする
  • EC-CUBE4のデザインを変更する
  • 古いEC-CUBEで追加した機能をEC-CUBE4に実装する(プラグインor独自カスタマイズ)
  • クレジット決済モジュールをインストール・設定する
  • 古いEC-CUBEの設定(支払い方法、配送方法、ポイント設定、メール設定、税率設定など)をEC-CUBE4に移行する
  • 古いEC-CUBEの商品データ、注文データ、会員データをEC-CUBE4に移行する
  • テストを行う
  • リニューアル・オープン

EC-CUBE4は優れたECシステムです。
旧バージョンのEC-CUBEをご利用のECサイト様は前向きに移行を検討されてはいかがでしょうか。
ご予算に合わせた提案もさせて頂きますので、お気軽にご相談ください。

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